[ ロサンゼルス弁護士会弁護士相談・紹介日本語窓口サービス開始 ] プレス発表
カリフォルニア州・ロサンゼルスカウンティ弁護士会では,これまでの英語,スペイン語に加え,全米で初めて日本語のサービスを 開始します。 ロサンゼルスカウンティ弁護士会弁護士紹介サービスの主任弁護士のパトリシア・ホルト氏は,下記のようなコメントをしていま す。 『日本人は一般的に弁護士を雇用する事に慣れていない為,米国では弁護士を選ぶ段階から通訳を雇うなどで費用が嵩み,不用意 に相手側と示談結果となる事や,情報が少ない事で知人の紹介などで日本語の解る弁護士と契約することが多いのが現状ですが, このようは方法では各個人の法的問題に最適な専門分野の弁護士を見つける事が非常に困難である為『日本語相談窓口』は画期的 な援護サービスになるでしよう。』 訴訟が頻繁に起こるアメリカでは,各専門分野に詳しい弁護士を如何に探すかが裁判などの勝敗の鍵となりますが,日本では弁護 士を雇う習慣が米国と比較して少ない事に加え,言語の壁などから適切な弁護士を雇う事が非常に困難となり,裁判などの結果が 不利になってしまうと言うのが現状です。 こうした現状を問題視したロサンゼルスカウンティ弁護士会は,日本人が安心出来る米国在住や日米のビジネス活動の促進に繋が る方法の検討を続けた結果、弁護士紹介日本語窓口を開始する事になりました。
日本語窓口はNPO/Emergency Help International(角野元一代表)が受託し弁護士を選ぶ初期の段階から弁護士契約までの通訳及び 相談を申し込み手続き料だけで行う予定です。(申し込み手続き料は州により約50ドル~80ドル) 最後に弁護士会主任弁護士のホルト氏は『言語の壁や慣習の違いから弁護士との見解相違によって,結果的に想定外の高額な弁護 士料請求を負担する,と言うような問題が頻繁に起きていた問題も米国法に則して弁護士会が間に入る為,責任を持って良い弁護 士を紹介する事ができ今後は解決するでしょう。今後は知人などの紹介で日本語を話せる弁護士に依頼する前に弁護士会日本語窓 口に相談をして下さい。
カリフォルニア州・ロサンゼルスカウンティ弁護士会弁護士相談・紹介サービス
Los Angeles County Bar Association/LACBA
Los Angeles Lawyers Referral and Information Services [ LRIS ]
ロサンゼルスカウンティ弁護士会の一部として、1937年に設立された弁護士相談・紹介サービスLRISは,全米で最古,最大の弁 護士紹介サービスで23分野160領域の各専門に精通する実務経験平均15年のベテラン弁護士の中から,相談者の各案件に最も適 している弁護士をカリフォルニア州法(認可番号0042)に基づき紹介している、州法により異なるが,一般的に米国では弁護士を紹 介業を行う事は法律で厳しく規制されており、ロサンゼルスカウンティ弁護士会は日本で国税局にあたるIRS(米国歳入庁)により 認定を受けた特定非営利501(c)(6)協会として運用される。